ワルター・デ・シルヴァ

前回に引き続き、自動車業界の偉人をお届けします。
第4弾は「ワルター・デ・シルヴァ氏」をご紹介します。

デ・シルヴァ氏の代表的な作品はアルファロメオ156、147。
最初はフィアットに入社し、その後アルファロメオのチーフデザイナーとして数々の作品を世に生みだして、フィアットとアルファロメオのデザイン部長に就任しました。
その後、フォルクスワーゲングループに引き抜かれ、セアトブランドを担当した後、アウディブランドグループのデザインディレクターに任命され、アウディ、ランボルギーニ、セアトブランドのデザインを統括しました。

それから、アウディ傘下となったランボルギーニの品質を向上させ、今のランボルギーニの石杖を作りました。
その手腕をアウディでも発揮し、今では代名詞となったアウディのシングルフレームグリルはデ・シルヴァ氏指揮の下誕生しました。
アウディのディーラーに勤めている私の友人は、こんなデザインの車は売れないだろうと思ったそうですが、ご存じのようにそこからアウディの快進撃が始まりました。
その功績が認められ、2007年に前アウディ会長がフォルクスワーゲングループの会長に任命されたのに続き、デ・シルヴァ氏もフォルクスワーゲングループ全体のデザインのトップに就任しました。
(アウディ、ベントレー、ブガッティ、ランボルギーニ、セアト、シュコダ、ポルシェ、フォルクスワーゲン)

フォルクスワーゲングループでのデザインでは、市販車だとアウディR8、二代目アウディTT、アウディA5、VWシロッコ、コンセプトカーだとランボルギーニ・エゴイスタあたりが氏の作品として有名です。
中でもお気に入りはアウディA5で、自身でも今までに自分がデザインした中で最も美しい車とコメントする程気持ちが込められているそうです。

そんなデ・シルヴァ氏がフォルクスワーゲングループを去りました。
定年退職との事なので仕方のない事ですが、氏の離脱で今後グループのデザイン言語が大きく変わるのは必至でしょう。
自動車業界の中では、長年にわたって数多くのデザインを排出してきたイタリアの天才、デ・シルヴァ氏。
車業界で働いている私が尊敬する偉人の一人です。

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