巨匠マルチェロ・ガンディーニ

新しいテーマは、自動車業界にとって私が偉大だなと思う人をピックアップしてご紹介していきたいと思います。
その第一弾は、「マルチェロ・ガンディーニ氏」
おっと思った方はかなりのマニアックですね~。
この方はイタリアの自動車デザイナーで、あのカウンタックをデザインした方です。
それだけでなく、スーパーカーの始祖とも呼べる「ランボルギーニミウラ」、ラリー界のスーパーカー「ランチアストラトス」なんかもガンディー氏の作品です。
何十年たっても未だに色あせない数々の名車をこの世に生み出した天才。
世界で一番美しい車はミウラだと公言する人も多いですし、私もそう思います。
そしてカウンタックは、今現在でも超える事の出来ないキングオブスーパーカーでしょう。

子供の頃、初めてカウンタックを見た日が未だに忘れられません。
当時の日本車と比較すると、全く別次元のまさにスーパーカーでした。
カロッツェリア・ベルトーネのチーフデザイナーを経て、現在もフリーランスとして多方面でその才能を発揮していらっしゃいます。
ベルトーネはランボルギーニのデザインを一手に引き受けていたので、エスパーダ、ウラッコ、ハラマ、ウラッコ・シルエット、ディアブロまでがガンディー氏の作品です。その中でもカウンタックアニバーサリーは当時ランボルギーニの親会社となったクライスラーの意向を受け、デザインがアメリカ基準に大幅にリファインされたのでガンディーニ氏の作品とは言えないところかもしれません。最後に手がけたディアブロにいたっては、ガンディーニ氏がベルトーネを去る時の作品なのでデザインと実車はかなり違っていて本人も自身の作品ではないと納得していないと聞いた覚えがあります。
ランボルギーニのライバルであるフェラーリはピニンファリーナがずっとデザインしており、その中で唯一ベルトーネ時代のガンディーニ氏がデザインした車があります。
その車がディーノ308GT4です。
ランボルギーニから小型4シーターのウラッコが登場し、焦ったフェラーリがウラッコのデザイナーであるガンディーニ氏に依頼をしたと言われています。
2台を見比べると確かに似ているところがあります。
フェラーリファンからすると、流線型が美しいフェラーリの中にあって直線的なデザインで、しかもデザインがピニンファリーナではないという事で日本では不人気車として扱われていました。
海外での評価は高く、日本にあった308GT4の大半は海外に流失し、今手に入れようと思うとかなり高くなっています。
不遇のディーノ308GT4についてはいずれ別な機会に書きたいと思います。
自動車業界の中では、名車としてこの後もずっと語り継がれる車を生み出したイタリアの偉大な巨匠、マルチェロ・ガンディーニ氏。
車業界で働いている私が尊敬する偉人の一人です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA